ボンのタネ

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『博士の愛した数式』著小川洋子 80分の人生だったらどうしよう。取りあえず「集中」する。

こんにちわ、ボンです。

 

うちの子は寝るのが遅い。

 

早く寝なさい、でもなかなか寝ない。

 

絵本を何冊読んでも寝ない。

 

毎日奥さん読んでたけど、何刷も読み続けて声が枯れたので、ものすごい減らして6冊と決めた。

 

寝る前は6冊で納得したが、6冊後に寝るわけではなかった。

 

6冊読んだ後、そこからが長い。

 

お話して、というからお話する。

 

お話をしようというから、話す。

 

しりとりをしようという。。。。。

 

なかなか寝ない。

 

やっと寝た後に、すこしずつ読み進めていた、「博士の愛した数式」読了。

 

最近小説を、すこしずつ読むようにしてみています。

 

あえて一気に読まないように。

 

 

 

 

 

 

 

『博士の愛した数式』

著:小川洋子

「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

裏表紙より

 

 

主人公は家政婦。

 

事故で80分しか記憶の持たない数学者の家に行くことになる。

 

日常生活は出来るが、80分以上は記憶が持たない。

 

いろいろ気になる所はあるけど。

 

特に印象に残っているところがあって、 中盤に出てくるけど、毎朝記憶が80分しか持たないと絶望するところから1日が始まるというところ。

 

ここで、そんな状況をどう受け止めるのか。

 

そこから、80分間生きる精神力ってすごすぎだろ。

 

僕なら、メンタル持たない。

 

自分なら80分悩んで、80分後、また絶望して、悩む。くりかえす。

 

もし、受けとめることが出来るなら、80分なにするだろうか。

 

80分ごとに人生を生きているのか。

 

みじかい時間の中で人生を生きるというので、ゾウの時間とかネズミの時間とか思い出して、そこから「蟲師」を思い出した。

 

蟲師というマンガで、ある女性が1日で生まれてから死ぬをくりかえす話があった。

 

今、調べると「露を吸う群」の話。

 

1日で老人になってまた若い姿に戻るという女の子が居て、それを生き神として信仰されているという話。

 

朝、生まれて、夜、死ぬ。

 

それはこのマンガに出てくる蟲が寄生して引き起こしているのだけれど、その女性が蟲に寄生されている1日の事をかたるのが印象的だった。

 

目にするものすべて新しく、美しく、それはめくるめく1日らしい。

 

とても面白いので、マンガ読んでみてください。

 

この博士はどうだったんだろう? 80分ごとに、1人で、絶望から始まって、受けとめて、目の前の数学の問題を少し解く。 (博士は1人で住んでいる。毎日数学雑誌の懸賞問題を解いている)

 

楽しかったのかな? 楽しかったろうなと思う。

 

僕は、どんなことであれ、自分が集中してる時間が続いていればなんでも楽しい、と思えると思ってる。

床を磨くとかでも、ここのゴミが!とかってごしごししてても。

とそんなこと思ってたら子どもが寝たくないのわかった。

 

ずっと集中してるもんな。

 

ずっと面白いよな。

 

だから寝たくないのか。

 

なるほど。

 

明日も楽しくすごそうなと思いました。

 

限られた時間しかないなら集中してみよう、とも。

 

じゃまた。

 

 

 

 

▽まとめ買いしようか。家に置いてていいよな、、、。

 

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