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「出口汪の論理的に考える技術」考え方、話し方、書き方までさらっと理解できた。ロジカルシンキングの前のほんとの最初の1歩のための本。

論理的に考える、ロジカルシンキングが大事。

といわれるけども、いまいちよくわからない。

大事なことはわかった。学びたい、けど、どうしたらいいかわからない。

そんな時に、いい本見つけました。

 

「出口汪の論理的に考える技術」

 

元祖カリスマ講師の書く、論理的な考え方。

累計600万部の著者だそうです。

 

なにから始めていいかわからない自分にぴったりでした。

自分が大事だと思うところを重点的に、要約しながら紹介します。

 

 

 

なぜ考える力が必要か


情報は武器といわれるけど、今はすでに情報があふれている。


求められうのはその情報からどう「考えるか」。

それも「論理的に考える技術」が重要。

 

「論理」というと難しいと思うけど、子供でも使っている日常的なもの。

子供が「○○ちゃんももってるよ」というのも論理的会話です。

 

論理力は一度見につくと、失われることはありません。

 

著者は、元祖カリスマ講師として、予備校で現代文を指導してきました。
その際、国語が伸びると、英語や数学などほかの教科の成績まで伸びたそうです。

 

以下経歴です。

 

出口/汪
1955年東京都生まれ。

大学受験現代文の元祖カリスマ講師。

宗教家・出口王仁三郎の曾孫。

論理力を養成するために開発した、画期的な言語プログラム「論理エンジン」は、現在、私立を中心に全国250校以上の小中高で導入されている

 

宗教家・出口王仁三郎の曾孫か!

それはおいといて、この著者の別の本を昔読んだときに、

あれ?この人なんかわかりやすい文章だなと思ったので覚えてました。


考える力を得て、人生の勝者になってもらえれば、と著者は言います。

 

以下、内容について。

 

「他者意識を持つ」

 

前提として、「他者意識」を持つことが重要です。

 

一番長く生活している、親子でも分かり合えない。

 

他人なんかなおさら分かり合えない。

 

これを意識すること。

 

そもそも日本人が論理的思考が苦手とされているのは、

島国で「他者」がいなかったから。

隣の人と、「なんとなくわかりあう」ことができるときがあるのも原因。

例えば、アメリカは移民によって作られた国だから、

隣の人と「なんとなくわかりあう」ことは不可能。

自分以外は「根本のところでは分かり合えない存在」。

だから契約書を交わすような社会が出来上がっていった。

 

なので、論理は他者意識を前提とする。

 

他人とは分かり合えない。

なんとなくでは伝わらない。


・他者意識を持つ
・他人とは分かり合えない
・自分の立場をはっきりさせる


これを前提とします。

 

他人の理解がコミュニケーションの基本

 

人は理由もなしに何かを言ったり、したりしてくることはそうそう起きない。
なにか理由がある。

人は主観で物事を捉えているから、急に怒られた!と思うけど、
相手にも何かしら理由があったと考えることも必要。


さていよいよ、論理についてです。


3つの論理の基本

 

論理の基本として、3つの規則をあげています。

 

①「イコールの関係」

  A=A'

  A(自分の主張)=A’(具体例、エピソード、引用)


②「対立の関係」

  A⇔B

  A(自分の主張)⇔B(対立する主張) 


③「理由付け、因果関係」

  A→B、A←B


  A(結論)←〈なぜなら〉B(理由・具体例)

  
  A(前提・具体例)→〈だから〉B(結論)

 

この3つの規則を覚えておきます。

普段から自然と使っていることも多いですね。

 

次は、論理力の鍛え方。

 

論理力の鍛え方。

 

たくさん方法がありますが、最初に鍛えるのは

 

「読む力」

 

そもそも、論理力とは一定の規則に従った言葉の使い方、と言えます。

論理的に書かれた文章を、論理構造やレトリックを読み解きながら、繰り返して読むことで鍛えられるそうです。


では論理的な文章とは?

 

誰にでも読めるような文章のこと。


じゃあ何を読めばいいか?

最強の教材は、「新聞」


量が多い!
毎日読むの大変!
と思うけど、大丈夫です。

 

毎日読むべきは、「コラム欄」と「社説」だけ!


短い文章で、簡潔でわかりやすく、しかも論理的にしっかりしてるから
こんなに適した文章はないと言っていい、と著者はいいます。

 

ということで、日本経済新聞のコラム「春秋」と「社説」を毎日読むことを始めました。楽しく読んでます。

 

では、もう読んでる人は次に何を読めばいい?

 

それは「新書」!

 

その際に、3つの規則を意識して読むことがポイント。

 

論理を意識して読むことは、論理力のトレーニングと同時に、

本を早く読んで、理解するための訓練にもなるそうです。

 

ちなみに「小説」は?

 

これも「他者意識」を養ってくれるので◎!

 

 

次は、論理的な話し方について。

 

論理的な話し方


話が伝わらない。
何言いたいかわからない。

と言われるときは、話し方が悪い。


話すときは順序が大事。


まず、伝えたいことを話すときは、前振りをする。

 

「○○のことなんだけど」

 

これで相手は、何の話をされるか、わかってる状態で聴いてくれます。

 

もし、違う話をするときは、

 

「話は変わるけど、」

 

とシグナルを送ることが大切。


あと重要と感じたポイントは、

 

相手にしっかり聞いてほしいと思う話題について話すなら、要点をひとつに絞ること。

 

自分は話せる、とか話できると思ってる人ほど、結局なに言いたいかわからない、と言われがち。

それは、要点が絞れていない。

 

まわりにいませんか?

 

立て板に水、ペラペラ話してるけど、何言いたいんだろうな人。

 

これ完全に自分です。
はぁー、どや顔でやったことあるわー。
要注意ですね。

 


次は、論理的な文章の書き方。

 

論理的な文章の書き方


この章は、当たり前の事がたくさん出ますけど、刺さりまくりでした。


・一度書いたものは、証拠としてのこる。

・常に冷静さを保つ。

 

など、基本的かつ忘れがち。


ここでも、先ほどの3つの規則にしたがって文章を構成しましょうとあります。

 

文章は、論理的でも、論証されていなければ、それは論理的な文章とは言えない。
主張に対しては具体例だけでなく、理由付けが必要。

 

文章は主語と述語が大事。
誰が何をしたか、こういうことがわかることが大事。


これも。基本で忘れがちなことですが、意識していこうと思います。

 

次は勉強について、

 

論理力を鍛えて記憶力もアップさせる

 

理解できないことは覚えられない。

 

なので、覚えようとするのではなく、理解しようとすることが大事。

 

記憶を定着させる方法は、使ってみること。

 

最後に考える力は「論理力+創造力」

 

考える力は「論理力+創造力」


AIにできないこととして、独創力。

 

独創力はカンタンに言うと、「考える力」

 

そして、論理力があれば、ひらめきを形にする作業がうまくいく!


独創性とは自分自身で論理的に考えることに他ならない。

 

まとめ

論理的に考える技術とは、

 

・他者意識をもつ

・基本の3つの規則
 ①イコールの関係
 ②対立の関係
 ③理由付け、因果関係

・論理力を鍛える方法は、読むこと

 ①新聞のコラムと社説を読む

 ②親書を読む

 ③小説を読む

・基本の3つの規則を意識して、読む、書く、話す

・記憶するには、理解する

・使うことで覚える

・独創力とは考えること


すごく当たり前だけど、おざなりにしてる部分でした。
こういう実用書は試してなんぼなので、実践しました。

 

まずは他者意識を持つ!ということ。

 

冗談みたいですけど、効果ありです。

 

自分はそれなりに話せる方だと思っていて、
周りからもそういう風に言われていました。

 

ただ、最近、顧客と電話の際に、電話だけで関係作る必要があって、
どうにもうまくいかない。

 

試しに自分の話を録音してみたら、
ものすごくできてなかった、、、、

 

まわりに聞かせても、
緊張してる?
リズム悪くないですか?
と言われる始末。


とりあえず、読んだこの本の通りに、
相手は、俺のことなんか知らん!
と思いながら電話してたらうまくいき始めました。

 

それを録音して周りにきいてもらうと、

 

え?急によくなってる!
何したんですか?!

 

とえらく褒められました。

思うだけであきらかな完全がありました。

この一点だけでも、読んでよかった!

 

ロジカルシンキング、論理思考などもう少し深めていこうと思います。

じゃまた。

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