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【革靴がカビた…】長期保管で失敗したあなたへ。科学的に正しいカビ取り&再発防止マニュアル

 

▼ なぜ革靴はカビるのか?原因を突き止める

● 1. そもそも「カビ」は何者か?

カビは真菌類に属する微生物で、特に温度20〜30℃、湿度70%以上の環境下で爆発的に繁殖します。
革製品は「コラーゲン」「脂肪」「タンニン」など、カビにとってはご馳走のような素材。加えて通気性の悪い箱や袋での保管が追い打ちをかけます。

 

● 2. 「長期保管 × 高湿度 × 汗や皮脂」= カビ天国

見落としがちなのが、靴に残った足の汗・皮脂・角質。これらはカビの栄養源になります。
「磨いて保管したのにカビた…」という人は、菌がすでに靴の中で静かに潜伏していたという可能性が高いです。

 


▼ カビを「取る」だけではダメ。「殺菌」と「除胞子」が鍵

● 1. カビ取りのNG行動

  • 水拭きだけで済ませる → 表面だけで奥の胞子は残る

  • アルコール除菌スプレー → 種類によっては効果なし、革を傷める危険も

● 2. 効果的な成分とは?

成分名 特徴
エタノール(70〜80%) もっとも即効性があるが、揮発性が高く持続性が弱い。また、革の油分も奪うため注意
ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム) 病院でも使われる広域除菌成分真菌類にも有効で、革に比較的優しい
オルトフェニルフェノール(OPP) 強力だが業務用が多く、使用には注意が必要
銀イオン(Ag⁺) 消臭+除菌+持続性が高い。微量でも効果があり、素材に優しいのが特徴

※無水エタノールや高濃度製品は乾燥剤や革用保湿クリームと併用すべきです。


▼ 【実践】マニアがやってる本気の革靴カビ取り手順

  1. 換気の良い場所で作業(浴室NG、ベランダOK)

  2. 靴紐・インソールを外す(別々に処理)

  3. 柔らかいブラシ or ウェスでカビを払う

  4. エタノール70%スプレー or ベンザルコニウム液を全体に散布

  5. 陰干しで完全乾燥(最低24時間)

  6. レザー保湿(ミンクオイル、SAPHIRノワールなど)

  7. 防カビ&銀イオンスプレーで仕上げ


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▼ 革靴カビ対策・本気グッズ(おすすめ)

【除菌・消臭】パウダー

    • 日本製・100%天然由来成分

    • 無香料で靴の匂いも邪魔しない

    レザークリーナー

      • 洗浄+保湿+除菌が一度にできる

      • ヨーロッパの高級シューケアブランド

      • 高級革靴にも使われる実力派

      乾燥剤+防カビセット

        • 除湿+抗菌加工

        • シューズボックス保管用に


        ▼ カビ再発を防ぐ「靴の保管環境」チェック

        • ✅ 通気性の良い「不織布袋」で収納しているか?

        • ✅ 定期的に靴箱を開けて湿気を逃がしているか?

        • ✅ 木製シューツリー or 調湿材を使用しているか?

        • ✅ 1足ずつローテーションしているか?


        ▼ まとめ

        革靴のカビ取りは「ただ落とす」だけでは不十分。
        殺菌・消臭・保湿・再発防止までがワンセットです。

        特にベンザルコニウムや銀イオンのような成分を理解して使うことで、表面処理だけではない“革と菌の深層戦”に勝てます。
        「高級な革靴を守る=自分の足元と仕事の信頼を守る」ことでもあります。


         

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