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何か勉強しようかなと思えるおすすめ小説3冊。学校休みの間に読んではどうでしょうか。

こんにちわ、ボンです。

 

何か勉強しようかなと思える本。

もしくは、もっと本読もうと思える小説。です。

学校休みの間にまとめて読んでも良いです。

大人も。

 

こんな人におすすめ

  • なにか勉強してるけどモチベさがってる人
  • 進路悩んでる人(中学、高校、大学、社会人関係なく)
  • 調べるとい行為が良く分からない人 にもおすすめです。

ただし、

  • 趣味が変わったり
  • 進路が変わったり

するかもしれませんのでご注意を。

 

 

 

『六の宮の姫君』

著 北村薫

ミステリー。

シリーズものの4作目です。

ええ、シリーズもの推してすいません。

 

1作目『空飛ぶ馬』から読んでほしい。

1作目では、入学間もない女子大生が

この4作目で卒業論文に取り組みます。

 

テーマは芥川龍之介。

 

芥川龍之介が『六の宮の姫君』を書いた経緯を推理する。

 

芥川龍之介がどう考えて執筆したか?

 

そして主人公は資料を調べる調べる。

 

これは、自分で問題を設定して、調べる。

 

調べていくうちに自分の世界も広がるような体験をする。

 自分でする勉強の醍醐味ですよね。

 

書かれているものを、自分で、よく読んで考える。

こんなに調べることが出来るんだ、とか

作家と作品の繋がりとか、

本を読むという行為も広がります。

 

著者北村薫も、

"読むことは創作である"

とおっしゃられています。

 

この話は著者の卒業論文!?が下敷きとなっているそうです。

 

この文庫本にサイン頂いたのは家宝にしてます。

 

みんな読めばいい。

 

 

『黒猫の刹那あるいは卒論指導』

著 森晶麿

第一回アガサクリスティー賞授章作から4作目。

推理小説。 これもシリーズもの、、、、。

 

美学、芸術学を専門とする 若き大学教授、

通称「黒猫」を探偵役に、

エドガー・アラン・ポーの 若き女性研究者を

ワトソン役にした小説。

 

すこし恋愛要素もある。。

 

文庫の最後にインタビューがあるのですが、

インタビュアーが言います。同じ気持ち。

"タイトル通り、黒猫による卒論指導を通して

「研究とは何か」

非常に考えさせられました。

タイムマシンがあったなら、大学生の頃の私に、

当時熟読していた北村薫さんの『六の宮の姫君』(創元推理文庫)と

あわせて「何をおいても読め」と薦めに行きたいくらいです。"

 でちゃった『六の宮』。

 

ちなみに第1作目は「黒猫の遊歩あるいは時間旅行」

第一回アガサクリスティー賞授章作。

 

ワーグナーとニーチェ、

マラルメと世阿弥、

ドヌーヴと梶井基次郎、など

これらをエドガー・アラン・ポーで串刺して

美学で味わって、

「黒猫」が真理にたどり着く。

 

どれかの単語に惹かれたのなら

シリーズで続いていますので読んでみてください。

 

いま気が付いたけど 2冊とも卒業論文の話ですね。

 

著者森晶麿も

"卒業論文は大学生が積極的探究心を得る

(=運動習慣を得る)ファーストゲート"

と思ってるそうです。

 

これらの本を読んで、

積極的探究心に火がつくかも。 

 

 

「喜嶋先生の静かな世界」

著 森博嗣

著者は工学博士でもあります。

そんな研究者でもあるご自身の自伝的小説。

 

もともと短編として発表されたものですが、

長編として書きなおされた方です。

 

本を読む、読み込むって2作とは変わって 理系研究者の話。

文系、理系という分け方はないですけど。

"意味の分からないものに直面したとき、

それを

意味のわかるものに変えていくプロセス

それはとても楽しかった。"

"小さかった僕は、それを神様のご褒美だと考えた。"

 

刊行時の帯に

・年齢性別関係なくとにかく今すぐなにか学びたくなる

と書いてます。あぁ。

 

学ぶと、どう生きていくんだろうか。

学び続けるってどう生きていくんだろう。

やり切ったらどうなるんだろう。とか。

 

理系、文系関係なく、なにか思うところが出てくると思います。

 

ちなみに三冊とも、ミステリー作家なのは偶然です。

 

小説ですし、

キャラクターあると読みやすいですよ。

 

本気でおすすめです。

 

子どもが大きなったら読ませたいくらい。

 

じゃまた。

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