『レキシントンの幽霊』
著村上 春樹
文春文庫
に所収されている一遍。
「トニー滝谷」（たきたに、と読みます。）
映画版をAmazon借りてで観ました。
昔からあるのは知っていて、
急に見たくなったけど、
近所になかった。
でもどうしても見たい！
このモヤモヤのまま寝れない！
ってことで、Amazonを利用しました。
一瞬で見れました。
Amazonで買い物するので、アカウントはあります。
クレジットカードも登録してるので、
タイトルを検索して、見るだけ。
このビデオはレンタル期間36時間とでていました。
見れてすっきり。
そしていい映画でした。
小説しか読んだことないって人におすすめ。
イッセー尾形がかっこよくて、
宮沢りえがきれいで
西島秀俊の声が良いです。
音楽も坂本龍一。
監督市川準。
小説「トニー滝谷」
初出は「文藝春秋」1990年6月号（ショート・バージョン）で掲載
のちに単行本でロングバージョンとして掲載。
文庫版で読みましたが32ページです。
すぐ読めます。
『レキシントンの幽霊』というタイトルの本に入っています。
あらすじ
ジャズトロンボーン吹きの父親をもつトニー滝谷。
変わった名前だが本名。
父親はトロンボーンが吹けて、まずまずの食事が一日に三度食べられて、女が何人かまわりにいれば、それ以上はとくに何も望まない人。
母親はトニー滝谷を生んで三日後に死んだ。
父はだいたい演奏旅行にでてて、
生活にこまることはないが基本一人で生きている。
「ひとりでいることは彼にとってはごく自然なことであり、敢えて言うならば、人生のある種の前提でさえあった」
絵を書くのが好きで、メカニカルなものを書き続けた。
そのまま成長し、仕事をし、一人で生きていた。
この先結婚することはないと思っていた。
しかし、ある時突然、トニー滝谷は恋に落ちる。
その女性は
遠い世界へ飛び立つ鳥が特別な風を身にまとうように、とても自然にとても優雅に服をまとっていた
恋に落ちたため、孤独は牢獄のようなものだと思うようになる。
もし彼女が結婚したくないと言ったら、俺はこのまま死んでしまうかもしれないな。
彼は娘に会って、そのことをきちんと説明した。
そして結婚する。
妻は服を買う。
たくさん買う。
自分でも止められないのだと言う。
妻は交通事故で突然死ぬ。
受け入れられないトニー滝谷は、
大量に残された妻の服の着れる、
似たような体形の従業員を雇うことにする。
従業員に、一週間分の服を渡し、返した後、
もう何をしたところですべて終わってしまったこと、
と理解する。
そして、仕事はなかったことと、従業員に伝え、
服は返さなくてよいと告げる。
数年後、父も死に、
トニー滝谷は、ほんとうにひとりになる。
一人とか孤独とか。
生きていけるけど、一人。
手に入れてから、無くしてからの、孤独。
が、くっきりと描かれています。
最後の一行で、父親のジャズ演奏の、音も消えて、
大量の服の持つ、色も消えてしまいました。
そんな短編。
映画の雰囲気を台無しにするので途中まで感想
宮沢りえがでてるしか印象がなかったけど、
イッセー尾形でてるのは知りませんでした。
宮沢りえの、すごい前髪の短いジャケットが印象的。
はじまって、ナレーション聞いてこの声は？
いい声だな
とおもってたら西島秀俊。
西島秀俊がトニー滝谷なのね、なるほど。
宮沢りえと共演か、絵面が美しかろう。
そして、冒頭のトニー滝谷の父親についての説明シーン。
父親はイッセー尾形ね。ぽいわー、かっこいいわー。
昔あこがれたな。
猫背で、細くて、ネズミ見たいなところ。（褒めてる）
絵を書いている子供が登場。これがトニー滝谷になるのね。
、、、、、西島秀俊の子供時代にしては
、、、微妙なフェイス子供。
むしろナスビ感。
孤独な人生が彼をMOZUな男前にするのかな？
バリケード登場？
あぁ大学闘争とかいわれる時代ね。
トニー滝谷は大学生になったのね。
じゃあレトロなファッションの西島が現れるかな？
自転車で、長髪の若者がやってきた。
なんか昔は若者はロン毛多かったらしいね。
なんでロン毛のイッセー尾形がチャリのってるのかな？
父兄参観日？
絵を書いて若い子にダメだしされてるね。
久々に絵を書いたら怒られた先生かね？ちがうね。
これでいくんだね。
イッセー尾形がトニー滝谷もやるんだね。
何浪だ？とか、イッセー尾形のコント作品を彷彿とするとか
邪念がすごいでる。
そして、トニーの年齢が上がるにつれ安心していく自分がいる。
短くてよかった。
宮沢りえ登場。
めさめさ細い。
細すぎる。
でも服が似合う。
こんなきれいだっけ？
うわぁ、なぜかお似合いの二人。
いいなー。
、、、、
で最後まで見ました。
学生時代だけハラハラしましたが、
とてもいい映画でした。
小説とすこしラストが違うので、
読後感が小説とニュアンスが変わります。
監督：市川準が村上春樹と話して変更したそうです。
小説のほうが淡々としてます。
静かめな映画ですが、
原作よりはすこしだけしめっていて、
すこし色がついている感じです。
映画の存在は知っていて、
よし、今日はそれを見よう！って気分の時に
見れてよかったです。
今回見たい映画単発で借りましたが、
楽ちんさと便利さを痛感、、、、
プライムビデオ入った方がいいのでは、、、
めっさ揺れる、、、、
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じゃまた。
